【留学体験記】人見知りだけどアメリカ留学したら案の定友達ができずに苦しんだ話【辛い】
ももペンです!
私、人見知りです。それも超ど級。
こどものころはおじいちゃんおばあちゃんに人見知りし、
1年に数回しかあわないおじちゃんに対しては、恥ずかしくてずっと父親の後ろに隠れてました。
母親からは「その人見知り直しなさい!」と度々怒られましたね。
怒られて直ってたらさっさと直してるっつーの、って大人になった今でも思います。
そんな私、大学はアメリカの大学に行きました。
結果、友達が極端にできず、ずーっと悩んでいました。悩みは、留学を終えるまでの3年半の間続きました。
その時の日々が、今までの人生の中で一番辛かったです。
なので、人見知りだけど留学して、上手く言葉を話せなくて、相手の様子が気になってコミュニケーションを取れない過去の自分や、現在苦しんでいる人に対し、少しでも慰めになればいいなという気持ちを込めて書いてみようと思います。
今苦しんでいて、このページにたどり着いた人がいたら、「こんな人もいるのか」「自分だけじゃなかった」って勇気付けられたらうれしいです。
自分が受け入れられるのかが分からなくて怖い
人見知りする一番の理由って、自分という存在を相手がどう受け取るのかがわからなくて怖い、なんですよね。
そんなもんですから、留学すると、いろんな理由で相手と話すことが怖かったです。
- 片言の英語を話す自分を、相手はどう受け取るだろう?片言の英語なんてわかんねーよって思うかもしれない。
- 自分はアジア人だから、差別されるかもしれない。
- 自分は人見知りだから、フレンドリーに話せなくて、相手が嫌な顔するかもしれない。
- 相手がどんな人かわからないし、自分が一生懸命話してもたいくつするかもしれない。
アメリカの大学に留学してわざわざ留学して毎日英語漬けになっていたにもかかわらず、上の様なことを毎日考えていました。
その結果、「人に話しかけるのが怖い」となり、アメリカの大学では友達ができませんでした。
当たり前ですよね。話しかけることもしないし、話しかけられてもなんて答えればいいのかわからず、黙り込んでしまうんですからね。
ちなみに友達が全くできなかった、というとウソになります。でも、他の子たちよりは圧倒的に少なかったです。
アメリカの大学の寮に住んでいましたが、週末もパーティに行くことはなく(誘われても行かなかった)、休日もずっと部屋に閉じこもって一人でニコニコ動画見てました。
おかげでニコニコ動画にはすんごく詳しくなりましたともw
でも、そんな自分はずっと嫌いでした。なんで友達できないんだろう?どうしてもっと上手に話せないんだろう?ってずっと思ってました。病み期ですねw
病みすぎて精神病院に入れられる
留学期間が1年半ほどになったとき、病み期のピークが来ました。
母親とオンライン電話で大喧嘩をしてしまったんですね。母親から自分の存在を否定するようなひどい言葉をたくさん言われて、目の前が真っ暗になりました。
すごく悲しくて泣きたかったけど、部屋の中にはルームメイトがいました。
なので、寮内にある大きな木のそばに行って、周りに人がいないことを確認してから、そこで夜通しひとりで大泣きしました。
大声を出しながらわんわん泣いたのを覚えてます。
そんなとき、助けを求められる人がいればよかったんですが、私は独りだと思ってたので、ずっと一人で泣いてました。
そしたら次の日、お世話になっていた大学の先生が私の様子を見て「大丈夫?」と声をかけてくれました。
大丈夫じゃないこと、もう自分はこの世からいなくなればいいと思ってることなど、色々話しました。
先生から「精神病院に行ってみよう」と言われました。
精神病院に行こうと言われるくらいだから、ひどい様子だったんでしょうねw
そこから精神病院に放り入れられますww
もともと人見知りで苦しんでいるのに、これまた知らない&病んでいる人たちの中に放り投げられ、これもまたなかなかの荒修行でしたw
アメリカの精神病院でのできごとはまた詳しく書きたいと思います。
でも、そこに入院している人たちと交流をして、ポジティブでフレンドリーなイメージがあるアメリカ人も辛くて、精神を病んでしまうこともあるのだという事実に、自分だけじゃない、と慰められました。
ルームメイトの涙に救われる
精神病院は2週間滞在しました。それから寮に戻ると、その時相部屋だったアイルランドからの留学生であるルームメイトがいました。
私の姿を見て、びっくりしていました。
「どこに行ってたの!?本当に心配したんだけど!?」とルームメイト。
ルームメイトに隠すのもどうかと思ったので、私は全てを打ち明けました。
母親と喧嘩して病んでしまったこと。友達がいなくて相談できる人がいなかったこと。2週間精神病院に入院していたこと。
そのことをつらつらと語りながら、ふとルームメイトを見ると、
!?
な、泣いてる....!?
ルームメイトが涙を流してました。それはもう、悲しそうな顔をして。
声をだしてえんえん泣いたり、しくしく泣いたりする感じじゃないんです。
つーー、って思いがけず涙が出てきてしまった感じ。
とてもきれいな涙でした。私のためだけに泣いてくれている涙でした。
そして、その涙を見て私は
「あー、人見知りだとか、英語が話せないとか、友達がいないとか、独りだとか、相談できる人がいないだとか、自分はダメだとか、
そんなこと気にしてたのは私だけだったんだなー。」
と思いました。
そして私だけに泣いてくれたルームメイトの姿は、何年たっても色あせず、私の心に残ってます。
思い出すたびに、人見知りだと思っているのは自分だけだ、独りだと思っているのは自分だけだ、と勇気づけてくれます。
怖がりすぎるな
人見知りの私が留学して一番学んだこと、それは「恐れれば恐れるだけ恐怖が大きくなる」ということ。
人見知りで友達ができない恐怖。独りになるかもしれない恐怖。英語が通じないかもしれない恐怖。
恐怖を恐怖と感じるたびに、その恐怖は大きくなって自分を襲ってくる。そして、結果的に身動きが取れなくなる。
最終的には、病んで、精神病院行き。
でも、実際は「ルームメイトという友達がいるし、英語が通じている証拠だし、たった3か月で仲良くなった。」
自分が考えすぎなだけなんですよね。
人見知りは、人に話しかける前に、人と仲良くなる前に、「あーなったらどうしよう?こーなったらどうしよう?」って考えます。
そうやって考えているうちに人に話しかけること自体怖くなる。人と仲良くなるのが何キロも先のことのように見えてしまう。
でも私は声を大にして言いたい。
恐るるなかれ。
相手は自分のことを予想以上に気にしてないし、予想以上に好いてくれる。
自分が仲良くないと思っていても、相手はなかがいいと思っている。大事に思っている。
考えすぎるのをやめなされ。
この経験があってから、話しかける前に怖がるのは損だな、と思うようになりました。
だから、人に会うと、適当に、思いついた言葉で、さらっと話しかけてみる。すると、話が続くときもあれば、続かないときもある。
話しかける前は、今でも少し怖いです。相手がどう反応するかが気になります。
でもそのたびに、「怖いのは最初だけ」と自分に言い聞かせるようにしてます。するとたいていの場合、恐怖とは裏腹に、会話は続くんですよね。
私は、留学していた時の自分に言いたい。
考えすぎて、怖がらなくてもいい。
話しかけてみて、だめだったらだめ。嫌われてもOK。
でも、仲良く慣れる人もいる。自分のために泣いてくれる人もいるんだ。ルームメイトみたいに。
どんなに頑張っても、人見知りと完全にサヨナラすることはできないです。だからこそ、人見知りである自分を認めてあげて、いい感じに付き合って行ってもらえたらいいと思います。
おわりっ