【本の感想】「一瞬で判断する力(宇宙飛行士 若田光一さん著)」を読んで、どの職業も悩みは一緒だなと思った
ももぺんです!
先週金曜日に宇宙飛行士 若田光一さんのリーダーシップ論についての講演会にいって、若田さんの魅力あふれる考え方と人柄にコロッ....といったんですよ。
なもんで、講演会で若田さんが「買ってねぇ~」と紹介されていた本
「一瞬で判断する力」を早速読んでみました!
一言で言うと、良かった。若田さんに改めて惚れた。
こんな素晴らしい人が、私みたいな「仕事いきたくないワロタwww」とか言ってる底辺のために、危険を承知で宇宙行ってくれてんのか!!と思うと、申し訳ない気持ちとともに、同じ日本人として嬉しい気持ちも沸いたゼ!
魅力① 帯!いいね!
いや、もうね、「宇宙兄弟」の絵が帯に入ってる時点で、魅力たっぷりだよね!
一巻しか読んでないけどね!えへん!
とはいいつつ宇宙兄弟という漫画が超人気なのは知ってるし、宇宙兄弟の作者さんも読んだんだー!?やっぱり宇宙兄弟書くにあたって、若田さんに取材したのかなー?って妄想してたら、テンション上がったよね。
帯、大事。
魅力② 心に残る仕事術がいっぱい
若田さんはこの本の中で、「宇宙飛行士として磨いた7つの仕事術を紹介します」って言ってるんだけども、
いや、7つどころじゃねー!?パイセン、私の腐った脳みそじゃ覚えきれません!ってくらいいっぱい紹介してます。
その中で特に心にのこったものを紹介するよ!
「違和感」を汲み取る能力を養え!
何かトラブルがあれば機械は必ず訴えているところがある。人間だろうと、機械だろうと、問題があれば何かを訴えている。トラブルを伝える客観的な事実が出ているはずだ。「一瞬で判断する力」より引用
わかる。わかるよ。
大きなトラブルが起こる前って、大体すっごい前(1年前とか)に既に小さな問題になるんだよね。
小さな問題が将来大きくなるであろうことに気付いて、その時点で訴える人もいるんだけど、上の方々は無視して、大きくなるまで放置状態。
いかん、それではいかん!!小さな異変を問題ととらえる!!大事!
本番で失敗しない人間になれ!
本番で失敗しない人間に共通する点は、「失敗した訓練の次の訓練では、必ず問題点を改善してくる」ということだ。訓練をただの訓練ではなく、本番への場数として真剣に考えている証拠だと言える。「一瞬で判断する力」より引用
耳がいてーよー!このまえのプレゼン全然練習せずに挑んでごめんなさい!!
ポジティブばかりがいいことではない!危機管理能力も必要だ!
ポジティブシンキングはもちろん重要だが、ネガティブなリスクを予測して受け入れ、万が一の事態への危機管理対策をきちんと講じておくことで、本来の目的により集中できる。「一瞬で判断する力」より引用
ネガティブ君「ちょっとポジティブさん。君、いつもぼくのことバカにしてたでしょ?」
ポジティブさん 「そうよ?だってネガティブでいることでいいことなんてないじゃない!」
ネガティブ君「そんなことない!ネガティブは「危機管理能力」がたけてるんだ!!!ポジティブさんみたいに、問題が起こってから行動するなんてしないからね!!!」
ポジティブさん「!!!!!ネガティブ...あなたも言うようにになったわね!私が待っていたのはその心意気よ!」
ネガティブ君「...ポジ子さん....!?」
質問をしろ!
「質問をする」という行為自体が、自分の頭で考え、「理解できている部分」と「そうでない部分」を明確に分別することで生まれ出るのも事実である。また、質問することはその疑問を解決するのはもちろんのこと、わからないままの現状に甘んじない、という前進しようとする姿勢の表れと言ってもいい。「一瞬で判断する力」より引用
わかる。わかりすぎてタップダンスするくらいわかる。
やっぱ質問する人って上達早いもん。質問すると、自分で何がわからなかったか整理できるしね。
質問大事。
今持っている知識や経験は本当に正しいのか疑え!
「あのとき、こうだったから」という過去の経験、「こうあるべきだ」という個人的な主義、「こうあったらいい」という個人的な理想、それらはすべて先入観となる。「一瞬で判断する力」より引用
いやこれ、ほんとだなー!!!って思った。状況っていつもいつも一緒じゃないから、過去が成功したから今回も成功する、なんて本当はないんだよね。
でも人間というもの経験にものを言わせてしまう。だめだな!肝に銘じよってすごく思った。
こんなかんじ!いっぱい紹介したけど、ほんの一部だよ。若田さんが紹介する仕事術は、もーーーーっといっぱいある!詳しくは本を読んでね!
魅力③ 若田光一というイケてる男
この本を読んで思ったのは、「若田光一さん」ってとても魅力的な人だなーーー!、ということ。
「異性としてお付き合いしたい!」とかそういう意味じゃないよー!
単純に同じ人間として尊敬したい。
そう思ったのは、やっぱりこの人が宇宙飛行士という職業に誇りを持っているからではないか?と思う。
ぼく、宇宙飛行士だぜ!えっへへん!なんて一言もいってないですよ、でもね、言葉の節々に感じるんですよ、宇宙飛行士という職業が大好きで、人生捧げてもいいって思ってるってこと。
やっぱり、好きなことしてる人の言葉って圧と重みがあるよね。
ぐーーー!ってくる。こっちまでぐーーーーーっ!ってなる!
仕事を円滑に進めるためのヒントがあるかも
この本を読んで思ったこと、それは、宇宙飛行士だろうが、底辺のOLだろうが(それ私!)、ATM扱いされてるサラリーマンだろうが(それ私の上司!)、仕事をする上で悩むところは同じなんだな、ということ。
人間関係だったり、体調管理だったり、チームマネジメントだったり。
それを宇宙飛行士という観点から見て、対応方法をまとめたのがこの本。
しいて言うなら、すんごいたくさんチップスがあるのはよかったけど、一つ一つが短かったので、もう少し掘り下げて書いてほしかったなー、と思った。
とはいえ私は仕事が嫌いで常に悩んでるので、その悩みがちょっとでも解決できそうな考え方や対応方法がたくさん入ってました。
文字数はそんなに多くないから、すぐ読めるよ!2時間くらい?かな?
興味があればぜひどうぞー!
シーユー!